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インフルエンザワクチン、今年も打つべき?

~「打ってもかかる」のに意味はある?効果・接種時期・フルミストを解説~
「去年、ワクチンを打ったのにインフルエンザになった」
そんな経験はありませんか?
実は、インフルエンザワクチンを打っても、感染・発症することはあります。
それでも、ワクチンには発症する可能性を減らし、重症化を防ぐという大切な役割があります。
特に高齢者や基礎疾患のある方では、接種によるメリットが大きくなります。
今回は、2026–2027シーズンのインフルエンザワクチンについて、よくある疑問を解説します。
【1】打ってもかかるのに、意味はある?

結論から言うと、意味はあります。
ただし、ワクチンは「絶対に感染しなくなる注射」ではありません。
主な目的は次の2つです。
① 発症するリスクを減らす
② 肺炎などの重い合併症や重症化を防ぐ
インフルエンザは、多くの方が回復する一方で、高齢者では肺炎、小児ではインフルエンザ脳症など、重い合併症を起こすことがあります。
ワクチンの効果は、年齢や体調、その年の流行株によって異なります。
「接種したのにかかった=ワクチンに意味がなかった」とは限らないのです。
【2】いつ打つのがいい?今からでも間に合う?
おすすめは、秋のうちに接種を検討することです。
インフルエンザは例年、冬に流行のピークを迎えます。
ワクチンは接種してすぐに十分な効果が得られるわけではなく、免疫がつくまでに一般に約2週間かかります。
厚生労働省は、例年の流行を踏まえ、12月中旬までに接種を終えることを目安としています。
ただし、流行が早まる年もあります。
接種を希望する方は、流行が本格化する前に予定を立てましょう。
【3】どんな人が特に接種を検討すべき?
インフルエンザワクチンは、幅広い年齢層で接種を検討できます。
特に重要なのは、重症化リスクの高い方です。
- 65歳以上の方
- 心臓病・呼吸器疾患・糖尿病などの基礎疾患がある方
- 妊娠中の方
- 乳幼児・小児
また、ご家族に高齢者や乳幼児などがいる方も、接種を検討する理由があります。
ただし、ワクチンだけで感染を完全に防ぐことはできません。
手洗い、換気、体調不良時に無理をして外出しないことも大切です。
【4】子どもは何回打つ?フルミストとの違いは?

小児のインフルエンザワクチンには、注射と、鼻に噴霧する「フルミスト」があります。
注射タイプ
生後6か月から接種できます。
- 生後6か月~12歳:原則2回
- 13歳以上:通常1回
2回接種する場合は、一般に2~4週間の間隔をあけ、4週間程度が目安です。
フルミスト(経鼻ワクチン)
鼻の中にワクチンを噴霧するタイプです。
- 対象年齢:2歳以上19歳未満
- 接種回数:1回
- 注射針を使わない
注射が苦手なお子さんにとって、選択肢の一つになります。
ただし、フルミストは弱毒生ワクチンです。
免疫機能が低下している方や、妊娠中の方には使用できません。また、重度の喘息や喘鳴がある方などでは、慎重な判断が必要です。
どちらが適しているかは、年齢や健康状態などを踏まえて選びましょう。
※フルミストは入荷に制限がありますので、お早めに連絡をください。
【5】副反応は大丈夫?
ワクチン接種後には、副反応がみられることがあります。
注射タイプ
接種部位の痛み・赤み・腫れのほか、発熱やだるさなどがみられることがあります。
多くは数日以内に改善します。
フルミスト
鼻水・鼻づまり・咳・のどの痛み・発熱などがみられることがあります。
また、いずれのワクチンでも、まれに重いアレルギー反応が起こる可能性があります。
接種後に息苦しさ、全身のじんましん、意識の異常などが現れた場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
発熱中や体調が悪い場合、過去にワクチンで強いアレルギー反応があった場合などは、接種前に医師へご相談ください。
【6】よくある質問
Q.去年ワクチンを打ったけど、今年も必要?
インフルエンザウイルスは変化するため、ワクチンは毎シーズン、流行が予測される株をもとに作られています。
昨年接種した方も、今年の接種を検討しましょう。
Q.今年すでにインフルエンザにかかったけど、接種する意味はある?
あります。
インフルエンザには複数の型や株があり、一度かかっても別の型・株に感染する可能性があります。
ただし、接種時期や体調については医師にご相談ください。
Q.注射とフルミスト、どちらの方が効く?
どちらもインフルエンザの予防を目的としたワクチンです。
効果は年齢や流行株などによって変わり、すべての方に一方が優れているとは言い切れません。
接種回数、健康状態、本人の希望などを踏まえて選ぶことが大切です。
【7】みやこクリニックでの接種について
みやこクリニックでは、2026–2027シーズンのインフルエンザワクチン接種を実施しています。
注射タイプに加え、お子さん向けの経鼻ワクチン「フルミスト」も取り扱っています。
フルミスト:1回 8,000円(税込)
四日市市では、対象となる高齢者の定期接種について、2026年10月1日から2027年1月31日まで公費助成が実施されています。
対象となる方の自己負担額は1,200円です。お住まいの自治体によって条件が異なる場合があります。
ご予約は、診療時間内のお電話または窓口で承っています。
みやこクリニック
電話:059-363-4666
【まとめ】ワクチンは「かからない保証」ではなく、健康を守る選択肢
インフルエンザワクチンを打っても、発症することはあります。
しかし、発症リスクを減らし、重症化を防ぐ効果が期待できます。
特に高齢者や基礎疾患のある方は、接種を検討する意義が大きいと考えられます。
今年の冬を安心して過ごすために、ご自身やご家族に合った予防方法を考えてみましょう。
宮国 道太郎 医師
日本救急医学会認定 救急科専門医
日本外科学会認定 外科専門医
日本医師会認定 健康スポーツ医
日本抗加齢医学会


